武雄市の全小学校は、3月24日(木)に修了式を迎えました。
私がメインで勤務している武内小学校も修了式を終え、27年度が終了しました。
武内小は、同市にある東川登小ともに、27年度「官民一体型学校」として正式にスタートした学校。どの学校もやったことのない新しい取り組みに、「世界一通いたい学校」をスローガンとして、学校だけでなく、武内町が一丸となって取り組んだ一年でした。
修了式で、生活指導担当の先生が、話の中で、「学校に5つのお約束がありますが、なぜみんなでこれを守ろうと取り組んでいるのだろう?」と問いかけた場面がありました。
※学校の5つのお約束
1.「あいさつを元気よくする」
2.「ろう下は右側を歩く」
3.「時間を守る」
4.「はきものをそろえる」
5.「しずかにそうじに取りくむ」
すると、すかさず全員が「世界一通いたい学校にするため!」と答えました。もちろんですが、事前に仕込んでいたわけではありません。子どもたちの発言から、私は「武内小の子どもたちは、『自分たちも学校を作っているんだ!』という、前向きな気持ちと誇りを持って学校に来ているんだなぁ」と、改めて感心しました。
全校一体となって、AKB48の「365日の紙飛行機」を大合唱♪
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学校に来ている子どもたちも、学校をよりよくしていくための、大切な、本当に大切なピースの1つ。子どもたちが、「学校に何かを教えてもらいに来ている」という受け身な気持ちでは、何も変わらないと思います。「どうやったら、学校がもっと楽しく、みんなが通いたいと思うところになるか、みんなでできることからやってみよう」と、大人たちが働きかけ続けることで、子どもたちの意識も変わってくる。そう感じさせられる1年でもありました。
人と人、向き合う形よりも、肩を並べて、同じ方を見ていた方が、仲間意識は自然に出てくると思います。
学校においてもそれは同じ。子どもたちと先生が同じ方を向いて走って行けば、子どもたちは自然と「自分たちも学校を作っているんだ」「授業を作っているんだ」という気持ちが芽生える。そして、自分にも、学校にも誇りを持つことができる。
「『一緒に取り組んだ』経験が、人を、集団を、何倍にも強くし、輝かせてくれる」
武内の子どもたちにこう教えられた気がします。彼らには、いつも教えてもらってばかりです。
子どもも大人も同じ「人間」です。未熟さがあることも、実は同じなのかもしれません。
1年間、多くの方々とともに、「官民一体型学校」を進めることができました。本当にありがとうございました。
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7月の青空教室にて。武内小の先生、生徒+弊社代表高濱と写真撮影「できたー!」 |