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2018年3月7日水曜日

地域で見守る ~花まる支援員意見交換会より~

 学校現場で今注目されているキーワードの一つとして「コミュニティ・スクール」というものがあります。

文科省のホームページでは、
「学校と保護者や地域の皆さんがともに知恵を出し合い、学校運営に意見を反映させることで、一緒に協働しながら子供たちの豊かな成長を支え「地域とともにある学校づくり」を進める仕組み」
と説明されています。

 「地域とともにある学校」がどのようなものなのかは、地域・学校によって異なると思いますが、「官民一体型学校 花まる学園」の取り組みは、間違いなくその形の一つであると言えます。


「官民一体型学校の『民』は、民間企業の『民』であり、町民の『民』」

 民間企業である花まる学習会のノウハウを学校に提供するだけでなく、町みんなで子ども達の成長を見守り、応援しよう、というのが「官民一体型学校」の狙いの一つです。

 その仕組みとして、朝に行っている「花まるタイム」には、地域の方が応援に来てくださいます。子ども達と一緒に音読をしたり、テキストに「頑張ったね」と花まるをつけたり、「今日も元気がいいね!」と声をかけてくださったり。
 子ども達との関わり方は様々ですが、「我が子でなくとも、町の子に何かしてあげたい」という温かい想いは同じです。
 そんなふうに花まるタイムに足を運んでくださるサポーター(通称、花まる支援員)に支えていただきながら、官民一体型学校の取り組みは広がってきました。


 前置きが長くなりましたが、3月6日に東川登小学校で、花まる支援員の意見交換会が行われました。支援員の皆さんとは定期的に花まるタイムへの疑問、改善点などを話し合う場を設けています。


 今回、ある男性からこんなご意見をいただきました。

「花まるタイムが始まった3年前、元気よく・テンポよくということを聞いて、その元気の良さにのりきれない子もいるのでは、と心配した。3年経って子ども達の様子を見ると、そういう子はほとんどいないように感じる。ゆっくりな子もいるが、他の子と協力し合って取り組むことができている。」


 花まるならではの「元気の良さ、スピードについていけない子もいるのでは」というお声は、地域の方はもちろん、学校の先生方からもよくあがるものです。最初は抵抗感をもつ子もいるかもしれませんが、繰り返し行っていけば、その子なりに通る声を出せるようになるし、テキパキ切り替えて行動できるようになります。
 花まるスタッフだけでなく、3年間見守ってきてくださった地域の方も同じように感じてくださったのは、とても嬉しいことでした。


 そして花まるタイムとは関係なく、盛り上がったのが6年生の成長についてです。
6年生のクラスは毎朝みんなで決めた「学級の歌」を歌うようにしているのですが、支援員の皆さんは歌の時間から教室にいることが多いのです。
「春に比べて、良い声で歌えるようになったよね」
「綺麗にはもっていたよ」
「卒業式が楽しみ」
と優しい表情で言い合う支援員の皆さん。

 我が子、我が孫ではないからこそ、そういう見方ができるのかもしれません。

 両親、先生達とは違う視点で見守ってくれる大人がたくさん周りにいるのは、とても貴重なことです。「子育ては網で」というのは弊社代表高濱の言葉ですが、「親-子ども」「先生-子ども」の関係だけでなく、地域という「網」で子育てができるこの地域はとても恵まれています。そして、その網を作る場として花まるタイムが機能しています。






2018年1月24日水曜日

1月24日 青空協室@橘小学校 ~学校の外でやってみよう!~

 橘小学校での今年度最後の青空協室を行いました。今まで青空協室は校内で行っていたのですが、2017年度の集大成として、初めて校外での活動に挑戦しました!


【青空協室とは…?】
 教科の枠に捉われずに、集団での課題解決型学習に重点を置いた様々なプログラムを行います。異学年混合の班で活動するのも特徴で、学年関係なく意見を言い合い、協力しながら自分達でどのように課題にアプローチするか決めていきます。同時にプログラムを通して自分達の学校・地域を色々な視点で見て、郷土愛を育むことも目的にしています。

 今回は学校から徒歩10分程の場所にある小野原(おのばる)地区という場所で活動しました。プログラム名は『ピクチャーリーディング』。白黒で印刷された写真をもとに、それがどこなのかを探します。
 例えば、ある班にはこんな問題用紙が配られました。

 C④は防火水槽の写真です。正解の場所に行くと封筒が置いてあり、クイズに答えてこの問題はクリアになります。ちなみにここのクイズは「ここの水は火事のとき、火を消すためにつかいます。火を消すためにもう一つ必要なものが、青空教室の活動範囲内にあります。それはなんでしょうか?」でした。
 少し歩くと…消化用ホースを発見!


 実は今回の活動では、保護者の方や地域の方にも参加していただきました。子ども達だけで解くのが難しい時は、大人の人に聞いてもOKというルールです。プログラムを通して、地域の方とコミュニケーションをとりながら、色々なことについて学ぶことができました。小野原地区外から参加された方は、子ども達との会話から「こんな場所にこんなものがあったんだ!」と新たな発見をされているようでした。




 
 全問クリアした班はスペシャルクイズに挑戦!
 これは小野原公民館に置かれているものです。何に使うでしょうか?

 答えは大豆などをすりつぶす、石臼です。学校の授業で使ったことがある高学年の子ども達は得意気に、低学年の子に教えてあげていました。





 最後は小野原地区を守る、学道の神「天神様」に挨拶をして終了です。
 2018年度の青空協室は、より一層地域との関わりを大切にした活動を予定しています。

2017年12月5日火曜日

12月3日 朝日町サムライ合戦~冬の陣~

 12月3日に武雄市朝日町でサムライ合戦が行われました。
朝日町でのサムライ合戦は今回で2回目。
前回の5月に参加した『サムライ』達のリピーターも多く、180名の参加がありました。




 命の代わりになる紙風船を足につけ、サムライの魂である刀(スポンジ製)を片手に持てば、気持ちはサムライ!合戦では4つの軍に分かれて戦い、自軍の大将の紙風船が割られたり、落とされたりしたら、負けになります。


 自分が楽しむだけでなく、仲間のために戦うサムライが多く生まれた合戦になりました。

 大将を守るため、攻めこんできた敵軍の大人を相手に、必死に刀を振るサムライ。
 一気に押し寄せてくる敵軍をかく乱するため、『おとり』として走り出すサムライ。
 自分の紙風船が割られた後も、場外から声を張り上げて応援するサムライ。

 それぞれが自分にできることを考え、仲間と心ひとつに戦う2時間になりました。


 最終合戦の「天下統一戦」では、4軍中3軍が生き残ったまま終了。
 勝敗を決めるため3人の大将による三つ巴戦が行われ、最後は赤軍と黄色軍の大将による一騎打ちになりました。どちらも仲間たちからの声援を背に、苦しげな表情を見せながらも攻撃の手を緩めることはしませんでした。そして、一瞬の隙をついた赤軍大将の刀が相手の紙風船をとらえ、赤軍に軍配が上がりました。


 優勝が決まった瞬間、大きなガッツポーズをした赤軍大将。
 …その後、こっそりと嬉し涙をぬぐっていました。
 わぁーっと駆け寄ってくる仲間達に気がつくと、きりっと表情を切り替え「よっしゃー!」と力強い大将の姿を見せていました。


 全員が真剣に戦うことで得た喜び、悔しさ、そして清々しさ。

『本気だからこそ楽しい』
そんな経験が子ども達の成長の糧になると信じています。

●○武雄市の教育改革ブログで紹介されました○●
こちらからブログを見られます。

2017年10月15日日曜日

官民一体型学校説明会@北方町 掛橋公民館

10月15日(日)に、北方町の掛橋公民館で開催された官民一体型学校説明会に参加させていただきました。

朝実施するモジュール学習「花まるタイム」の説明をさせていただいたあと、
「子どもたちがテンポよく課題を進めていくことも大事ですが、これからは『じっくり考える』学習も大切にしていかないといけないと思います。それについては、どう考えていますか?」
という質問があがりました。

おっしゃる通り、「正解が一つではないことを追求していく力」、「集団で解決をしていく力」は、子どもたちに身につけてさせていきたい力です。

私たちとしても、縦割り班で課題を解決していく「青空教室」や、楽しみながら思考力を身につけていく「なぞぺー」など、花まるタイム以外のコンテンツを学校でも行い、子どもたちに身につけさせていくことを目指しております。

そのためにも、「花まるタイム」では、「自己肯定感」をはじめ、学びに取り組む上で欠かせない「学びの土台」を地域ぐるみで育んでいき
ます。


2017年9月28日木曜日

【花まるサムライ合戦~橘の陣~】10月22日(日)

10月22日(日)に橘町で『花まるサムライ合戦~橘の陣~』が開催されます。

5月に朝日町でも開催され、大好評だった花まるサムライ合戦。
今回は橘町子どもクラブ連絡協議会の主催で行われます。
橘町子連会員であることが参加条件ですが、見学はどなたでも歓迎です。

◆ここから花まるサムライ合戦 公式PVを見られます!◆

見学希望の方は、橘町子どもクラブ連絡協議会ではなく下記までお問い合わせください。
◆お問い合わせ先◆
花まる学習会 トミナガ / m-tominaga@hanamarugroup.jp

◎当日の様子が武雄市の武雄市の教育改革ブログで報告されています◎


「大人も子どもも楽しめるものを追求します!」Aスタ会議が行われました

武雄市の朝日町には、「➀子どもも大人も一緒になって楽しめるイベントを企画・運営すること」「②朝日小学校の『官民一体型学校』の取り組みを盛り上げること」を目的とした「NPO法人Aスタ」が、本年5月に設立され、活動をしております。

↓ Aスタの活動の様子を、facebookにてご覧になれます!
https://www.facebook.com/A%E3%82%B9%E3%82%BF-1521177357894121/


9月27日の夜は、10月~12月に開催する予定のイベントについての打ち合わせが行われました。
より多くの子ども、大人に足を運んでもらい、「来て良かった」と思ってもらえるにはどうしたらよいか…、集まったメンバーで熱のこもった話し合いが進められていました。

学校だけでなく、町全体で子どもたちを見守っていく。それが官民一体の一つのねらいです。朝日町ではAスタの協力も得ながら、官民一体型学校の取り組みも進めていきます。




【Aスタ関連イベント情報】
詳しくは上記facebookページをご覧下さい。

➀10月14日~15日 超防災訓練
…朝日町の消防団、武雄消防署の協力を得て、1泊2日の防災体験を行います!
 油圧、エンジンカッター実演、煙道テント脱出体験、大型エアテント内での宿泊など、普通の防災訓練では体験できない内容を、多数揃えております。

②11月5日 朝日町ふれあい祭りを「食」と「遊び」で盛り上げます!
…市内外の人気飲食店が朝日町に集結!!
お店でしか堪能できない美味を、外で味わえる貴重な機会です!


③12月3日 「花まるサムライ『合戦冬の陣~下克上~』」
…スポンジ刀で相手の太ももについた紙風船を割るサムライ合戦。5月に引き続き第2弾を開催します!「下克上」の名の通り、今回は「子どもvs大人」の勝負も開催予定!子どもも大人も一緒に楽しめるサムライ合戦を用意してお待ちしております!


2017年9月26日火曜日

第32話 見守ることの真の力 (花まる:前原)

 ある日、とある町の小学校の「花まるタイム」後に、地域の方からこう声をかけられた。

 「6年生は、去年よりもさらにメリハリつけて頑張っているよね~!すばらしか!」

朝の「花まるタイム」に足を運んでくださる地域の方々は、子どもたちの姿に感動して帰られることが多く、「花まるタイム」が地域の方々にも元気を与える場にもなっていると感じている。
いつも地域の方々からの感動の声をありがたく思ったのだが、何より「去年よりもさらに」という言葉がうれしかった。

「他にも『子どもたちの変化』に関する声があるのだろうか」

話しかけてくださった方の「去年よりもさらに」という言葉が気になり、過去の記録をさかのぼってみた。
※この町では、朝の「花まるタイム」の後、地域の方に感想を書いてもらっているので、このようにしっかりと振り返ることができる。
 
「どんどん姿勢正しく、文章を写せるようになってきてびっくりです!」
6年生、回を増すごとに子どもたちの成長を感じます」
4年生、前に来たときは、音読の時の元気ばかりが目立っていましたが、今となっては、元気な音読からパッと切り替えて、集中して計算に取り組めている姿も目立ってきて、この変化は本当にすごいですね!」

ここで取り上げた声はほんの一部だが、集計されたアンケートからわかったことは、子どもたちの頑張りや変化に地域の方が気づき、喜んでくれている声が、回数を重ねるにつれ、どんどん増えてきていることだ。

このアンケートをまとめた数値がある。「子どもたちや学校の姿を見ての好意的な声」が全体の何割かをまとめたデータだ。スタートして3か月、好意的にとらえる意見は全体の8割。これでも十分高い。
 
驚いたことはこの先だ。

 次の3か月は、85分にまで上がり、そして年度末の3か月で9割にまで上がった。
 それぞれの期間の対象母数にほとんど差がなかったので、この変化は大きい。

 この学校で「官民一体型学校」の取り組みが始まる前のことを思い返してみた。
 新たに始まる取り組みについて、各公民館に話をして回った際、「子どもたちや学校についてどう思っていらっしゃいますか?」と質問をする時間を毎回とっていたのだが、

「最近の学校の先生は、本当に忙しそうだよね」と学校のことを心配してくれる声や、
「孫がお世話になっています」と学校への感謝の声など、
様々な声が上がっていた。町の子どもたち・学校に関心がある証拠と思っていたのだが、中には、

「最近の子どもたちは全然挨拶をしてくれない」
「元気なく学校に登校している様子が気になる」
「子どもたちが怖くて話しかけづらい」

など、子どもたちに関してのマイナスな声も聞かれ、驚いた記憶がある。
 
 ただ、そこで意見を出してくださった方も、「我が町の小学校を良くしたい!」という思いを持って、足を運んでくださっている。

 地域の方が朝の「花まるタイム」に足を運んでくださるようになった当初は、

 「朝だからか、少し眠そうな様子が気になった」
 「鉛筆の持ち方が気になりました」

と、子どもたちの様子について、ご指摘いただくこともあった。
しかし、それはほんの一部で、
 
「子どもたちがブロックに取り組む姿を見て驚きました。私たちが思っていた以上に、パパッと考えられる姿がすごいです!」
「私たちが昔習ったような古典を元気な声で、スラスラと読む姿に感動しました」

と、これまで見たことがなかった子どもたちの一面に驚きの声が多数聞こえてきた。

 

 
ここで、何が起こっていたのか、改めて考えてみた。
(1)説明会のときにあがった声からもわかるように、町でたまに見る子どもの姿を見て、「今の子どもたち大丈夫?」と不安を抱いている人もいた。
 
(2)ところが、学校での子どもたちの姿を見て、「これまで見たことない、子どもたちの頑張る姿を見られた。すごい!」と、これまでの子ども観にはなかった面に気づかされ、見方が変わる。
 
(3)地域の方からの「頑張っているね」と認める声がかかり、それが子どもたちの喜びになり、子どもたちにパワーがみなぎる。さらに頑張る姿が見られるようになる。
 
(4)さらに成長した姿を見て、「もっとすごくなっている!すごいね~」と大人が驚く。
 

「社会に開けた学校づくり」と叫ばれている昨今。地域の方が通学路に立って子どもを見守ってくれたり、ゲストティーチャーとして話をしてくれたり、様々な事例がある。しかし、それらの事例ではなかなか気づくことができない、また起こりえないことがこの「花まるタイム」を通して起こっている。


 「学校に足を運んでいるけど、私たちは何か力になっているのかな?」とよく聞かれるが、私は胸を張って答える。

「はい、もちろんです!」と。子どもたちの頑張る姿を見守っていただき、子どもたちの底力を見ていただくことが、子どもたちの自信につながっているのですから。見守ることの真の力が「花まるタイム」には現れている。

2017年9月11日月曜日

官民一体型学校説明会@北方町 椛島・葦原公民館

9月7日に北方町の椛島地区と葦原地区で、人権同和教育の研修のあとにお時間をいただき、官民一体型学校について説明させていただきました。



短い時間での説明ではありましたが、「全学年行うということは、高学年もするんですね?」などの質問があがりました。
『テンポよく、元気よく』の花まるタイムは低学年の指導によりマッチしているというのは事実です。ですが、高学年にとっても意味のある内容で行えるのが花まるタイム。音読でしっかり声を出せていれば、「イェイ!」などのかけ声はあえてしない場合もあると説明させていただきました。

参考動画:英進館 花まるの授業様子


2017年9月4日月曜日

官民一体型学校説明会@北方町 追分公民館

 9月2日に北方町の追分公民館で説明会を行いました。

 世帯数の多い追分地区では、まず町長などの集まりにお時間をいただき、花まるタイムについて説明させていただきました。

 武雄市の花まるタイムの映像を見るときは、優しい笑顔の方が多く、北方小学校で取り組みが始まってからも同じように子ども達を見守ってくださるのでは…と感じました。
英進館 花まる学習会の授業見学や、官民一体型学校の学校公開日に行かれた方もいらっしゃったようです。

 規模の大きな追分地区なので、今後も必要があれば説明会を行わせていただきます。

2017年8月26日土曜日

官民一体型学校説明会 @北方町 蔵堂公民館

  8月25日に北方町の蔵堂公民館で説明会を行わせていただきました。



  蔵堂地区からは現在、北方小学校に通っている児童はいないそうですが、官民一体としての取組について知っていただくためにも説明会を行いました。
 
「先に花まるタイムを始めた学校からはどんな声があるのか?」など質問もあがり、我が町のこととして考えてくださっている空気が伝わってきました。

  学校から物理的に遠かったり、小学生がいない地区はこれから他にも出てくると思います。そんな地区と学校がつながる新たな方法を花まるも考えていきます。


2017年8月7日月曜日

官民一体型学校説明会@北方町 医王寺公民館

8月5日に北方町医王寺公民館で説明会を行いました。
土曜の夜にも関わらず、約30名の方にお越しいただきました。

説明30分+質疑応答30分、計1時間の説明会でした。


質疑応答では次々に地域の方から質問・ご意見があがりました。
 一人の質問にお答えした内容に対して、違う方から新たな質問が出てくるなど、会場全体での議論に発展しました。

 木の元公民館での説明会と同様に、「北方ならではのやり方」を模索しようとする意見が多く、どんな形の花まるタイムになるのかこれから楽しみです!

2017年7月20日木曜日

地域学校協働本部会議@西川登町

7月18日に西川登小学校地域学校協働本部会議に参加しました。

官民一体型学校スタートの準備のために組織された「西川登小学校支援地域本部」を前身として、学校を核とした地域づくりをしていくための組織に改編をしました。

協働本部が小学校と地域をつなぐコーディネーター役として機能し、
地域全体で子ども達を見守る仕組みを作っていくそうです。

今回の会議では、地域のボランティアの方にお手伝いしていただいている学校行事の確認をしました。

その数、なんと24!

今までも、地域の力を借りて学校行事を行ってきたことが、改めてわかります。

地区ごとで同じような活動を行っているという報告もあり、
学校と地域で連携していくためにも今後、地区での行事とすり合わせていくそうです。

花まるスタッフも協働本部のメンバーに席を置かせていただいていますので、
西川登町の地域づくりに貢献できるよう考えていきます!

2017年7月18日火曜日

花まるタイム支援員会議@橘小学校

7月18日に橘小学校で花まるタイム支援員会議が行われました!

朝の花まるタイム終了後、小学校の本部室に集まっての会議。
支援員の皆さんに事前にお願いしていたアンケートをもとに、花まるタイムについてはもちろん、その他の学校運営についても地域の方と意見交換をしました。


◎朝、花まるタイムに足を運ぶことで「元気をもらっている!」という声は一番多いです!
《アンケート内容より一部抜粋》
・生徒さんが目指す「昨日の自分に勝つ」。私も日々言い聞かせながら努力しています。
・子どもたちの元気な大きな声に、私たちも元気が出ます。
・週一の支援員参加をしていますが、特に負担を感じることはありません。
 むしろ子ども達と接することで、元気をもらっています。

昨年と比べて、子どもたちの変化を感じる支援員の方が多いようです。
《アンケート内容より一部抜粋》
・花まるタイムがスタートしたばかりの昨年の同時期に比べ、生徒さんが活き活きと
 なったように感じます。(特に高学年)
・去年初めて花まるに参加したときは、いまいち元気がないと感じていましたが、
 今年に入ってびっくりするほど元気でパワーをもらいました。

◎今後、どう支援員の輪を広げていくか、というお声も多くいただきました。
学校や公民館でも、育友会や地区の集まりで声をかけていただいているそうです。
より多くの方に足を運んでいただけるよう、花まるスタッフとしてできることを考えていきます。
《アンケート内容より一部抜粋》
・花まるタイムの参加をPRしてほしい。
・支援員の出席が1クラス2~3名平均になればと思います。
 支援員全体を増やすことが必要であり、町は機会があるごとにPRをしていただきたい
 と思います。


最後に稲富校長先生から
「学校と地域をつなげる新しい組織を起ち上げるのではなく、今ある学校・公民館・地域の方がそれぞれ出来ることを持ち寄り、一緒に花まるタイムを作っていくこの方法は、コミュニティスクールの理想形の一つです。」
とお話がありました。

橘小学校での夏休み前の花まるタイムは今日が最後。
9月4日(月)から、また再開します!

2017年7月14日金曜日

官民一体型学校説明会@北方町 木の元公民館

7月13日に北方町 木の元公民館で、
官民一体型学校の説明会を開いていただきました!

50名以上の方にお集まりいただき、
動画を見ながら花まるタイムの説明をしました。













木の元地区では、すでに10名以上の方が
花まる支援員に手を挙げてくださっているそうです。

説明会は公民館長の
「この町ならではの花まるにしましょう」
という言葉で終わりました。

北方町ならではの官民一体型学校になるよう、
花まるスタッフもこれから一緒に動いていきます。

2017年7月3日月曜日

第30話 「町のプライドは大事にしてほしい」(花まる:前原)

武雄市と花まる学習会が連携して進めている官民一体型学校の取り組みは、2020年度までに全校での実施をスタートさせることが、昨年度の秋に決定された。
 そのうち、北方小学校と山内東小学校、山内西小学校の3校は、2018年度春より取り組みがスタートする。
 
 来春からのスタートを見据え、先日北方町では「官民一体型学校地域協議会」の1回目が開催された。「花まるタイム」について、少し話をしてほしいという要請を受け、私もその会に参加してきた。

 参加して、まず驚いたことは質問の量。
 会の前半でお時間をいただき、「花まるタイム」について映像を交えて話をした。話をした後、質問を受け付けたのだが、思っていた以上の質問が出てきた。
 
「全部正解ではなくても、花丸をつけることには、少々抵抗があるのですが…」
「子どもたちの成長を感じるには毎日行かないとわからないと思う。それについてはどう考えていますか?」

など、ここでは載せきれないほどの質問があったのだが、いずれも町の子どもたちのことを思っての内容。北方町の地域の方々の、子どもたちを思う熱量の高さに驚かされた。

会の後半は、これからどうやって各地域での説明会を進めていくのか、またどうやって「花まるタイム」をサポートしてくださる方々を集めていくかなど、今後の準備についての話に移っていった。そこでも、さらに驚かされることがあった。

27年度から「官民一体型学校」の取り組みをスタートさせている武内や東川登など、市内では6つの地域がこの取り組みを進めている。北方としては、先行している地域の方々が準備されてきたことを参考にできる。事務局である公民館の方も、ほかの地域の例を挙げながら準備スケジュール案を示されていた。
それに対し、とある役員さんが、

「準備について、色々と考えてくださっていることはうれしいのだが、一つだけ言わせてほしい。私たちはコピー機ではないから、ほかの地域と同じにする必要はないと思う。北方は北方のオリジナルでよかろうもん!」
という発言された。

この方の発言を聞き、個人的には心が震えるくらい、「おぉ~」と感心した。
他の町で進められてきた準備のやり方をそのまま踏襲すること。何かをやり始める人にとっては、前例があるとすごく心持ちが楽になる。前例に従って進めていくと、それはそれで楽なのだが、町それぞれで特性が異なるから、前例の中でも、どうしてもマッチしない部分はある。
おそらく無理に合わせようとして、「他の町でやっているから、こうやるものだ」というだけで進めてしまうと、どこかに無理が出てしまうし、何よりやらされ感が生まれてしまう。大事なことは、前例を参考にされたうえで、そこで起こっている問題を分析して、そのうえで「じゃあ、うちの町ではこうやってみてはどうか」と、試行してみる。正解はないのだから、やりながら変えていけばいい。その中でオリジナルは生まれていくものだと思う。

北方町のことを補足すると、この町は官民一体型学校が武雄で始まる前から、「地域子ども教室」を夏休みに実施している。そこでは、子どもたちが各区の公民館に集まって、集中して夏休みの宿題に打ち込める環境を作っているのだ。
これは北方町独自の取り組み。ほかの町がやっているからやろう、ではなく、町の子どものためになるなら…と、町で考えて子どもたち、家庭を支えようとしてくださっている。

北方は、これまでも地域が子どもたち、家庭を支えようと動いている。
そこに新しい取り組みとして「官民一体型学校」が入ってくるのではなく、地域と子ども、家庭と地域のつながりの幅を今以上に広げるための取り組みとして、「官民一体型学校」が始まる。


町のプライド、思いを大事にしていきたい。その思いが土台となって動いていくことで、町オリジナルの取り組みとして形になっていく。

2017年2月26日日曜日

第25話 「官民一体型学校、次のステージへ…」 



  毎年武雄市では、子どもたちが自ら考え、行動し、発表する「トムソーヤフェスティバル」が開催されています。具体的な発表内容は、郷土芸能の披露や活動発表など、子どもたちが地域の活動・学校で学んだことを披露します。


 今年はそのフェスティバルの中で、「武雄花まる学園大討論会」を開催しました。「武雄市の方々に、各学校での取組のことをもっと知ってもらいたい」という思いのもと、各町の校長、保護者代表、地域代表、児童代表に市長、教育長、花まるスタッフを交え、「官民一体型学校」の取組のこれまでと、これからの課題とその先について、討論を行いました。

 討論会は、「本当に子どもたちのためになるのだろうか?」「地域が学校に入ってよいのだろうか?」など、官民一体型学校スタート時の不安の声が出ましたが、今では子どもたちにとっても、そして町にとっても非常に影響力のある、良い取り組みであるいう声が各町から出て、各町が充実感を持って取り組んでくださっていることが伝わってきました。


  討論の終盤は、これからの課題とその先についての討論で盛り上がりました。
  「学校に来てくださる地域、保護者の支援員さん、もっと色々な人に来てほしい」
  「子どもたちが、継続的に『楽しく』『前のめりに』『確実に力をつけられるよう』な
    取組にするには、学校側も常に中身を検討していく必要がある」


 各町取り組みを継続する中で、すでに乗り越えてきた課題、今ぶつかっている課題が出てきました。共通の課題もあり、町独自の課題もあり…、でしたが、素晴らしいことに、話を聞いていると、「今こうやろうとして動いている(実際に動いた)」と、積極的に課題解決に動こうとする姿勢が、発表者の言葉から伝わってきました。


 少し話が逸れますが、討論会に臨む前、事前に参加者に向けてアンケートを採っていました。その中で、とある地区の保護者さんの内容の中で、印象的なものがありました。その内容をまとめると、
「花まるとの契約が10年で切れて、そこで終わりではもったいない。○小の花まるの維持・継続を花まる、市にばかり頼るのではなく、花まるの考えをベースに置きながら、○町バージョンを町独自の形に昇華していく方法を考えていくべきではないでしょうか?」
というものでした。
 
  これからの話をされる皆さんの様子や、上述の保護者の声からも、官民一体型学校は次のステージに上がってきていると、私自身は手ごたえを感じています。
  これまではトップダウンで決まった教育政策を、学校の中で固めていくことが先決でしたが、各町で一定の手ごたえを感じているからこその声なのではないでしょうか。
 これからは、この取組がトップダウンからボトムアップで進められ、各町の独自性をより強めていくことで、さらなる発展が見込めるようになってくるはずです。そしてその時期がすでに始まりつつあるとも言えます。
 「学校・地域・保護者」が一体となって、町の子どもの教育を考える体制が、言葉だけではなく、形として動きだしています。まさに「地域の子は地域で育てていく」スローガン通りのことが、武雄では実際に起こっています。

2016年10月28日金曜日

第19話「『官民一体型学校』、武雄市全11小学校に広がります! (花まる:前原)

10月27日(木)、武雄市と弊社「花まる学習会」が提携して行っている「官民一体型学校」の取り組みについて、平成29年度以降の指定計画が発表されました。

■「官民一体型学校」武雄花まる学園の指定計画
・平成29年4月 西川登小学校
・平成30年4月 山内東小学校、山内西小学校、北方小学校
・平成30年10月 武雄小学校
・平成32年4月 御船が丘小学校

平成26年10月に、同市立武内小学校と東川登小学校が初の「官民一体型学校」の指定を受けて、取り組みがスタートしてからちょうど2年。武雄市の全小学校での実施が決まったことは、花まる学習会として、本当に嬉しい限りです。

学習塾が、学校の中に入り、「学校で長い間貯めてこられたノウハウ」と「塾のノウハウ・メソッド」をミックスさせながら、学校の取り組みをよりよい方向へ発展させていくことは、易しいことでは無いと思っております。
ただ、武雄市の小学校の先生方は、この取り組みに対して、本当に前向き取り組んでくださり、各学校で少しずつ独自の取り組みへと発展が進んできております。
また、地域の方々のご理解があり、積極的に協力してくださること、発展の大きな原動力となっています。
「学校のことは学校に任せる」ではなく、「町の子どものことは、保護者・学校だけでなく、町民全体が関わり、小さいことから実践を積み上げていく」という姿勢。武雄市の皆さんが、このスタンスで動いてくださっていることは本当に素晴らしく、この姿勢があるからこそ、全国に誇るべき取り組みへと着々と進化してきているのだと思っております。

すでに先行して取り組んで下さっている武内町、東川登町、朝日町、橘町、若木町の皆さん、各町の学校を一緒に盛り上げてくださり、本当にありがとうございます。
来年度からスタートする西川登町、再来年度以降本格的に取り組みがスタートする山内町、北方町、武雄町の皆さん、たくさんご協議を重ね、町として決断していただいたこと、本当に感謝しております。

 武雄市の子育て環境が、さらによりよいものへと発展していけるよう、今後も努めて参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。


2016年5月27日金曜日

第9話 相撲大会~「町の行事が子どもを成長させる」~ (花まる:西郡)

大型連休の終盤の、57日(土)に東川登公民館で餅つき(餅づくり)がありました。翌日8日(日)の相撲大会で配り、撒く約500個の餅を、子ども、保護者、町民、職員で作ります。作成に集まった子どもたちの中心となるのは、もちろん6年生。最終学年として、下の子達を引っ張る自覚を持たせる場となっています。

相撲大会当日。1時間目の授業後、午後の開催に備えて、56年生が会場づくりを始めます。草をむしる、椅子を出す、テーブルを出す、それらを拭く、テントを張る等々、それぞれの仕事をグループに分かれて行います。行事そのものだけでなく、その準備も子どもたちにとっていい経験になります。全体でどんな準備があるのか、自分は何をすればいいのか。指示を待つ子やその指示を勘違いする子もいれば、言われなくても何をするかを理解して率先して行動する子もいます。これらの子たちがグループとして動くと、最初は、なかなかうまくいきません。しかし、時間をかけ、会場が出来あがっていくころには、自分たちは何をするべきかが分かってきて、みんなで協力する仲間意識も芽生えてきます。協力してやれたからこそ、終われば達成感も湧いてきます。地域の方のおっしゃっていた、「行事が子どもの成長を促す」という言葉が、ぴたっと当てはまる場だと思いました。



午後には、いよいよ本番を迎えます。相撲場は神聖な場、清めの儀式は厳かです。開催宣言、挨拶を終えると子どもの相撲大会が始まります。午前までは子どもたちと一緒に準備をしていた私は、午後は「カメラマン」として、子どもたちの取り組み一つ一つを撮影しました。彼らの頑張りを一瞬たりとも見逃せない大事な役回り、子どもたち以上に緊張しておりました。

各学年、男女ごとに取り組みは進められます。子どもたちは緊張した面持ちで呼び出しを待ちます。保護者を始め、多くの観客、行司に審判員、柱には清めの塩、舞台は整いました。対戦する頃には子どもたちの緊張感はマックスに達しています。この緊張感が勝った喜びを、負けた悔しさを倍増させます。



白熱(?)の親子相撲の様子です!
一通り、子どもたちの対戦が終わった後には、とても面白い取組が続きます。六年生対保護者の対戦です。どうでしょう、六年生にもなると、父親が「相撲を取ろう」と言っても、男の子も女の子も乗ってこない年頃でしょう。もちろん、女の子の相手も父親。相撲大会ならではの取り組みです。女の子は恥ずかしがり、父親は嬉しそう気合いを入れます。本気に勝ちにいく父親、いいところまで押し込んで逆転を許す父親、パフォーマンスは様々ですが、会場は盛り上がります。最後のスキンシップかも知れません。しかし、6年生という時期に、敢えて親子で相撲をやる場を設けることに、この相撲大会の意味があります。


卒業生(中学生)の取組、大人の対戦、相撲甚句、六年生代表の弓取り式で相撲大会は終了、最後に、餅をまいて子どもたちはにこやかに餅を奪いあいます。

この相撲大会も地域の力に支えられています。前日の餅作りから地域の方の協力を受け、会場作り、相撲場のお清めも、地域の方が力を貸してくださる。行司・審判員をつとめるのも地域の皆さんです。

地域の方々の協力、大声援があって、今年の相撲大会も、子どもたちの成長にとって、大きな一日となりました。